住宅ローンを完済したら届く「あの書類」、そのまま放置していませんか?(抵当権抹消の手続き)(司法書士)
「長年払い続けた住宅ローンを、ついに完済した!」
まずは、本当にお疲れ様でした。肩の荷が下りて、ホッと一安心されていることと思います。
ローンを完済すると、しばらくして、銀行から「ある書類」が届きます。
「終わった安心感」から、その書類を未開封のまま引き出しの奥にしまい込んでいませんか?
実は、ローンが終わっても、自動的には「ある手続き」は行われません。
今回は、完済後に絶対忘れてはいけない「抵当権抹消登記」について、わかりやすく解説します。
そもそも「抵当権抹消」ってなに?
住宅ローンを組むとき、銀行は万が一返済が滞ったときのために、ご自宅の土地や建物に「抵当権(担保)」を設定します。これは国(法務局)の記録(登記簿)に記載されます。
ローンを完済すれば、当然その担保は消滅するのですが、法務局のデータは自動的には書き換わりません。
「ローンは終わったけれど、国の記録上はまだ借金が残っているように見える状態」
これを完全に消し去る作業が、「抵当権抹消登記」です。
放置するとどうなる?3つのリスク
「別に困らないし、そのうちやればいいや」と放置していると、後々、スケジュールや金銭面で大きなペナルティを受けることになります。
① 不動産の売却や、新たなローン(リフォーム等)が組めない
将来、家を売りたくなったり、リフォームで新しいローンを組もうとしたりするとき、この抵当権が残っていると、審査に落ちるか、買い手から拒否されます。
② 銀行から届いた書類の「有効期限」が切れる
銀行から届く書類一式の中には、「有効期限が3ヶ月」と決められているもの(委任状など)が含まれている可能性があります。放置して期限が切れると、銀行に再発行をお願いしなければならず、余計な手間や手数料がかかります。
③ 銀行の合併や、名義人の相続が発生すると複雑に!
放置している間に「銀行が合併して名前が変わった」「名義人である親が亡くなって相続が発生した」となると、集める書類が倍増します。手続きの難易度が跳ね上がり、費用もかさむ原因になります。
自分でやる?司法書士に頼む?
抵当権抹消の手続きは、大きく分けて2つの方法があります。
| 選び方 | メリット | デメリット |
| 自分でやる | 司法書士への報酬が浮く | 法務局へ複数回行く必要がある 書類の書き直しなど手間がかかる |
| 司法書士に頼む | 書類を渡すだけで完全丸投げできる 不備なく1回で終わる | 司法書士への報酬(実費とは別)が発生する |
平日に動くのが難しい方や、書類の不備を何度もチェックされるのがストレスな方は、最初からプロに任せてしまうのが一番タイパ(タイムパフォーマンス)が良いと言えます。
手続きに必要なものチェックリスト
銀行から送られてきた封筒の中に、以下の書類が入っているか確認してみてください。
- 登記済証 または 登記識別情報通知(「権利証」にあたる重要な書類です)
- 抵当権解除証書(または放棄証書、弁済証書など)
- 委任状(銀行の代理権が記載されたもの)
まとめ:書類が届いたら「すぐ」動くのが吉!
「引き出しに入ったままの書類がある…」
「手元にある書類で手続きできるか不安」
という方は、ぜひ当事務所までお気軽にご相談ください。
スピーディーに手続きをいたします!
